2025年1月17日(金)より上映されている劇場上版、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX Begunning』。
TVアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の劇場先行版として公開され話題になっていましたが、公開3週間あまりで観客動員138万人、興収22億円を突破するヒットを記録しています。
そして視聴者からのタイトルの「GQuuuuuuX」がなんて読んでいいのかわからない、なぜuが6つもあるの?などの疑問を見つけました。
そこで今回はこのGQuuuuuuXの名前について考察していきたいと思います。
機動戦士Gundam GQuuuuuuXとは
今作は宇宙のスペース・コロニーを舞台にしていて、そこで暮らしていた女子高生アマテ・ユズリハが、戦争難民の少女ニャアンと出会ったことにより非合法なモビルスーツ決闘競技「クランバトル」に巻き込まれていくというストーリーです。
「クランバトル」でアマテがジークアクスというモビルスーツを操縦し、激しいバトルに。
同時に、宇宙軍と警察から追われている謎の少年ショウジ・イトウと、彼が操縦する正体不明のモビルスーツ「ガンダム」が物語に登場します。

ガンダムが警察に追われるんだね、なんか不思議だね
名前の読み方と由来
さて、GQuuuuuuXの読み方ですが、正式な読み方は「ジークアクス」とされ、先ほどの説明で出てきたアマテ・ユズリハが操縦するモビルスーツのことです。
GQuuuuuuXはシリーズの中でも特に謎に包まれている機体で、名前自体にも新しい試みを反映しているように思えます。
それがこの「u」の6つの連なりで、制作側もこの名前の意味や由来については明言を避けていて、視聴者による、異なる解釈を生み出し、ファンの間で様々な考察がされているようです。
初代ガンダムを見たことがある人には一度は耳にしたことがある、ジークという言葉ですが、国民が士気を高めるために「ジーク・ジオン」という掛け声がありました。
こういった観点から、「ジークアクス」という言葉は、ドイツ語の ”Sieg”(勝利)のジークと英語の “axe”(斧)のアクスを組み合わせた造語という可能性もあるのではないでしょうか。
モビルスーツのジークアクスの武器が斧ということが一つの裏付けになるのではないでしょうか。

Uが6つの意味
それからもう一つの疑問としてGQuuuuuuXの6つの意味です。
もしジークアクスと読ませるのであればGQuXなどでも良かったのではないでしょうか。
そこで考察されているのが、GQuuuuuuxという名称は、プログラミングの領域において特に重要な役割を果たす『メタ構文変数』の一例と考えられています。
メタ構文変数は一般的に、個別の値ではなく、そのコンセプトを体現するための仮の名前として使用される意味のない言葉で、これによりプログラミングの文脈がシンプルに保たれるようです。
具体的には、意味の定義が必要とされない際に、コンセプトを柔軟に表現するために設けられるもので、通例ではfoo(第1)→bar(第2)→baz(第3)となり、その後はquxが第4、quuxが第5、quuuxが第6…以下同様となっていくようで、タイトルの「QuuuuuuX」は9番目に使われる変数ということになります。
宇宙世紀の「ガンダム」シリーズにおいては、これまで「ガンダム〇号機」という名称で呼ばれていて、劇中でもある通り、ジオンでの名称「ガンダムクァックス(カックス?)」が
ガンダムquuuuuux→Gquuuuuux
になり9番目のガンダムということになるのではないでしょうか?

なるほど!そんな意味があるのかもしれないね
まとめ
今回はTVアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の劇場先行版として公開されている、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX Begunning』のGQuuuuuuXの名前の由来とその6つのuに秘められた意味などについて考察していきました。
プロデューサーや制作陣もこの命名の意味については明言を避けているようですし、これからも明かされることはないと思われますし、視聴者、ファンが各々考察して楽しんでいくのがよいですね。
また何か面白い考察があれば随時追加していきたいと思います。
- GQuuuuuuXはジークアクスと読んで、ドイツ語の ”Sieg”(勝利)のジークと英語の “axe”(斧)のアクスを組み合わせた造語ではないか
- メタ構文変数ではquxが第4、quuxが第5、quuuxが第6…となっていきquuuuuuxは第9となり、Gはガンダムを意味し、GQuuuuuuXは第9のガンダムという意味なのではないか