2024年1月27日放送 20:20 – 20:33 NHK総合
有吉のお金発見 突撃!カネオくん
の中で放送された『とろ〜り甘〜い「はちみつ」のお金のヒミツ』の内容をみんなが思いそうな疑問や知りたそうなことなどにフォーカスして深掘りしてみたいと思います。
はちみつは単なる食材ではなく、その多彩な用途に注目が集まっています。
古代から食用だけでなく美容や薬用にも利用されてきたはちみつは、歴史とともに様々な文化に根付き、私たちの生活に深く結びついています。
この記事では、はちみつの多面的な側面を日本と海外の歴史を交えて紐解いていきます。
日本内外のはちみつの歴史
日本のはちみつの歴史
日本では、「日本書紀」に大化の改新前の642年ごろに朝鮮半島にあった百済(くだら)の太子が来日し、養蜂を試みたという記述があります。
平安時代には宮中への献上品の中にはちみつも含まれていたようですので、当時は非常に高価で薬なようなものであったとされています。
世界のはちみつの歴史
世界に目をむけてみると採蜜についてはスペインの洞窟の壁画に「ハチの巣を採集している女性」が描かれていますが、これは8000年も前のものとされています。
他に紀元前2500年頃のエジプトでは「巣箱でハチを飼い養蜂をおこなっている」壁画に描かれています。
あの世界三大美女のクレオパトラも肌のシミをとるためにはちみつを使っていたとお話も残されています。
古代ギリシャでは医学者のヒポクラテスがその健康効果を論じていて、疲労に蜂蜜水を用いていたことがわかっています。
ヨーロッパには古くから、蜂蜜酒が飲まれていて、蜂の巣に溜まった水が自然発酵することで出来たお酒が人類で最初に出会った世界最古の酒「蜂蜜酒ミード」ではないかと言われています。
食用、美容、薬用以外の用途のはちみつ
はちみつは単なる食品にとどまらず、昔から、美容や薬用として使われていたのがわかりました。
その中でも驚きの用途ではちみつが使われていたことがあります。
それが 古代エジプトのミイラ作り です。
肉体の腐敗を防ぎ保存するのにはちみつがうってつけだと考えられていました。
実際はちみつは糖度が80%くらいあり水分はあまり含まれていないので、細菌や微生物が活動できない環境のため防腐効果があることがわかっています。
まとめ
はちみつは食用だけでなく、美容や薬用においても歴史を重ねてきた貴重な食材です。
その多様な側面は文化や伝統、科学の進展と共に進化し、私たちの生活に欠かせない存在となっています
日本と海外の歴史を振り返りながら、はちみつの魅力に迫ってみました。