NHKの連続テレビ小説『虎に翼』が始まり、主人公の猪爪寅子のお見合いのことで両親とのやりとりの時の父と母の意見の違いが早速話題となりました。
今回はその猪爪寅子のモデルである三淵嘉子がまだ結婚前の武藤嘉子の時の家族構成について深掘りしていきたいと思います。
そしてドラマ「虎に翼」の家族構成との相違点と共通点などについて見ていきたいと思います。
三淵嘉子こと旧姓武藤嘉子の家族を紹介
三淵嘉子は結婚後の苗字で、結婚前の旧姓は武藤嘉子と言います。
今回は武藤嘉子がまだ武藤家として暮らしていた家族について見ていきたいと思いますが、今回は嘉子を基準にしながら武藤家の家族を見ていきましょう。
三淵嘉子こと武藤嘉子
1914年（大正3年）に香川の丸亀にルーツを持つ武藤家の長女として誕生。
台湾銀行で働いてた父・貞雄の赴任先のシンガポールで生まれ、東京で育つ。
5人兄弟の一番上の長女で、下には4人の弟がいる。
父親 武藤貞雄
1886年（明治１９年）に生まれ、その後武藤家の養子として迎えられる。
旧姓は宮武。
最終学歴は東京帝国大学（現在の東京大学）卒業。
大学卒業後は台湾銀行のシンガポール支部に勤務。
その後ニューヨーク支店勤務を経て、1920年に台湾銀行東京支店に異動のため日本に帰国し、東京都渋谷区に一家で引っ越す。
当時は「女性は結婚して家庭に入る」という考えが主流だった当時には珍しく、父親の貞雄は嘉子に「女性も職業に就き自立してほしい」というな考えの持ち主でした。
日本の初の女性弁護士となる嘉子は父親の貞雄の影響を受けて育ったのでしょう。
今回のドラマでは父親の猪爪直言は岡部たかしさんが演じられています。
母親 武藤ノブ
香川県丸亀市生まれ。
不動産業や金融業などを営んでる裕福な家庭でお嬢様として育てられる。
嘉子の父親の貞雄とは違い、「女性は結婚して家庭を守るべき」という考えの持ち主です。
嘉子が弁護士になるために、明治大学を目指すと言って母校の卒業証書を持って家に帰るとノブが「嘉子が嫁にいけなくなった」と泣いたというエピソードがあります。
ドラマでは猪爪はるという役名で石田ゆり子さんが演じられています。
弟で長男 武藤一郎
嘉子の弟で、武藤家長男の一郎。
嘉根という女性と結婚したが、間もなく赤紙により出征。
戦時中に乗っていた輸送船が沈没し死去。
その時に嘉根は女の子を妊娠中。
弟で次男 武藤輝彦
嘉子の弟で、武藤家次男の輝彦。
打ち上げ花火の花火師になる。
温子という女性と結婚。
弟で三男 武藤晟造
嘉子の弟で、武藤家三男の晟造。
詳しい記録が残っていないため詳細は不明。
弟で四男 武藤泰夫
嘉子の弟で、武藤家四男の泰夫。
林野庁や民間企業で働き、林業に従事。
退職後も晩年まで森林保護のために活動。
ドラマの猪爪家との相違点と共通点
相違点
弟4人ではなく、5歳上の兄が1人、12歳下の弟が1人という3人兄弟の5人家族
共通点
母親が香川出身
父親が先進的な考え方で娘に自立を促し、母が保守的で結婚をすすめるという設定
まとめ
今回は伊藤沙莉さん演じる猪爪寅子のモデルである三淵嘉子の結婚前の家族構成について深掘りしていきました。
そしてそれからわかってきたドラマの猪爪寅子の家族構成の相違点と共通点などもまとめてみました。
