『宙わたる教室』は実話?モデルになった学校や教師を考察

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2024年10月8日にNHK総合でスタートしたドラマ10『宙わたる教室』は実話をモデルにしているのか、そこに登場する人物には実在のモデルがいるのか、などについて今回は深堀していきたいと思います。

『宙わたる教室』のあらすじ

窪田正孝さんを主演に迎えた、今回のドラマはどのようなあらすじなのでしょうか?

東京・新宿にある定時制高校。そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。負のスパイラルから抜け出せない不良の柳田岳人(小林虎之介)。授業についていくことを諦めかけた、フィリピン人の母と日本人の父を持つ越川アンジェラ(ガウ)。起立性調節障害を抱え、保健室登校を続ける名取佳純(伊東蒼)。青年時代、高校に通えず働くしかなかった長嶺省造(イッセー尾形)。年齢もバックグラウンドもバラバラな彼らの元に、謎めいた理科教師の藤竹(窪田正孝)が赴任してくる。藤竹の導きにより、彼らは教室に「火星のクレーター」を再現する実験で学会発表を目指すが、自身が抱える障害、家庭内の問題、断ち切れない人間関係など様々な困難が立ちはだかり・・・

『宙わたる教室』は実話からの小説が原作

『宙わたる教室』は定時制高校の科学部の生徒たちの実話からのアイデアを得て書かれた小説です。

『宙わたる教室』の原作者である伊与原新さん自身、学生時代にお世話になっていた教授から聞いた定時制高校の科学部の話がきっかけにこの小説を書かれたそうで、ご本人は実話から着想を得たフィクションと語っています。

伊与原新(いよはらしん)

1972年、大阪府生まれ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻。博士課程修了後、富山大学理学部助教など大学勤務を経て、2010年、『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。
 『月まで三キロ』、『八月の銀の雪』、『オオルリ流星群』などを執筆。昨年出版された『宙わたる教室』は、第70回 青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(高等学校の部)にも選ばれ、今年10月からはNHKの「ドラマ10」でドラマ化も予定されている。

いときちパパ
いときちパパ

原作者の伊与原新さん、とてもすごい優秀な経歴の小説家なんだね

『宙わたる教室』のモデルになった高校は?

それではこの小説のモデルとなった実在する高校とはどこなのでしょうか?

伊与原新さんが、小説の後書きに実話のエピソードについて触れているのですが、日本地球惑星科学連合2017年大会「高校生によるポスター発表」で優秀賞を獲得した以下の2校の課題がモデルになったと語られています。

  • 大阪府立大手前高等学校定時制
  • 大阪府立春日丘高等学校定時制

そのため、この2校の定時制高校の科学部が物語のモデルとなったと言ってもよいのではないのでしょうか。

『宙わたる教室』の高校教師・藤竹叶のモデルは実在する?

窪田正孝さんが演じる謎めいた理科教師の藤竹叶にはモデルがいるのでしょうか?

こちらについても、小説のあとがきにてモデルとなった高校の科学部の教師として3名の名前が記載されています。

  • 久好圭治さん(現・大阪大学特任研究員)
  • 谷口真基さん(現・今宮工科高等学校定時制教諭)
  • 江菅純一さん(現・槻の木高等学校教諭)

伊与原新さんは誰が藤竹叶のモデルとは言及されていませんので、確実ではありませんが、この3人を参考に物語を考えられていたかもしれません。

まとめ

今回はドラマ10『宙わたる教室』の原作や、そのモデルになった高校やドラマの教師・藤竹叶などについて深掘りしていきました。

まとめ
  • 『宙にわたる教室』は伊与原新さんが実話からアイデアを得た小説
  • ドラマに出てくる高校のモデルは大阪府立大手前高等学校定時制大阪府立春日丘高等学校定時制ではないか
  • その高校の科学部の教師達を参考に主人公の藤竹叶という人物が作られたのではないか