2024年2月1日放送 19:57 – 20:42 NHK総合
本日はこちらの番組からの深掘りです。
番組ではスーパーにあるりんごが含まれている商品を調査。
結果はなんと683点。
りんごには爽やかな酸味・香り(リンゴ酸)や日持ちをよくする(リンゴ酸)、汚れを落とし消臭もしてくれる(リンゴ酸)、とろみを付ける(ペクチン)など様々な効用があります。
リンゴに塩を変えて作る塩リンゴを調味料としてお肉料理に使うと、リンゴ酸が肉の繊維を緩め柔らかくし保水効果によりお肉を柔らか・ジューシーにさせる効果があると証明されています。
そして、皆さんの家庭にも常備している焼肉のタレにも、リンゴが入っていますが、なんとそのタレの原材料の約3分の1がリンゴなのです。
そんな万能調理料、塩リンゴですが、それに似たような調味料、「フルーツチャツネ」をご存知ですか?
チャツネは日本ではカレーの調味料として知られているかもしれませんが、カレー以外にも使える万能調味料なんですよ。
それではそんなチャツネの簡単な歴史やどんなフルーツを使って作れるのかなど少し深掘りしていきたいと思います。
チャツネはどこの調味料ですか?
カレーの隠し味として知られるペースト状の「チャツネ」は、果物や香辛料などを調味料とともに煮詰めたジャムのようなものです。
じつはチャツネはインドだけではなく、南アジア・西アジアをはじめ欧米など、様々な国で使われています。
名前はヒンディー語で“舐める”を意味する「チャートゥナー(चाटना)」に由来するそうです。
1600年代から、インドのチャツネはイングランドやフランスに輸出されヨーロッパに広まっていきました。
欧米などでは、チャツネはフルーツの果実に、酢、砂糖、香辛料を加えて煮た、果物の甘みを活かして甘く仕上げたジャム状のものとして知られています。
瓶詰めにして保存食とするほか、煮込み料理や、ドレッシングとしても使用される。
リンゴ以外も使える?
フルーツチャツネにはリンゴやマンゴーなどが有名ですがバナナ、プルーン、レーズン、イチジク、モモなど甘くてちょっと酸があるいろんなフルーツが使えると思います。
カレーの隠し味や、ソース、煮込み料理などにいろいろと使えます。
またパンやナンなどにジャムのようにつけたり、付け合わせにもしたりします。
他にも玉ねぎやトマトなどの野菜を使ったチャツネも有名で、なすやかぼちゃなどいろんな野菜が使えます。
塩レモンという調味料
またチャツネとは少し違いますが、塩レモンも塩リンゴに似た効果を持っている万能調味料です。
塩レモンは北アフリカのモロッコ伝統的の調味料でレモンを塩に漬けて熟成させたもので、肉料理や鍋料理などに使うのが定番です。
こちらは2010年頃のタジンブームなどで日本でも知られるようになりました。
まとめ
番組では塩リンゴが紹介されていましたが、リンゴ以外にも様々なフルーツや野菜などを使った調味料があり、世界では幅広く料理に使われてきました。
中でも塩リンゴは家庭でも簡単に作ることができ、保存が効く調味料です。
もしよければご家庭でも塩リンゴを使った調理をしてみてはいかがでしょうか?
塩リンゴの作り方と塩リンゴを使ったレシピはこちらから