『光る君へ』安倍晴明の従者・須麻流を演じるのは低身長症のダンサーDAIKI

須麻流のアイキャッチ 大河ドラマ
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NHK大河ドラマ『光る君へ』でユースケ・サンタマリアさん演じる陰陽師である安倍晴明に仕える背の低い従者・須麻流(すまる)が話題になっています。

台詞は少ないものの、独特な雰囲気を持った背の低い登場人物は須麻流(すまる)という役で、演じているのは低身長症のダンサーのDAIKIさんです。

須麻流を演じるDAIKIさんってどんな人なの?

DAIKIさんはダンサーとしても活躍されているの?

そんなDAIKIさんが『光る君へ』抜擢された背景

など、今回はDAIKIさんについて深掘りしていきたいと思います。

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安倍晴明の従者・須麻流とは?

須麻流の写真

須麻流(すまる)

陰陽師の安倍晴明の従者。
並外れた占いの才能を持ち、常人にはない力があると畏怖される存在で、味方か敵かわからない安倍晴明の従者ということで、須麻流も不思議な存在。

台詞は少ないながら、不気味な安倍晴明の隣にいても負けていないその独特な存在感は視聴者を魅了します。


須麻流を演じるDAIKIさん

そんな須麻流を演じるのは、DAIKIさん、本名・西村大樹さんです。

DAIKIのプロフィール

DAIKI(本名・西村大樹)

  • 生年月日:1994年6月20日
  • 出身地:神奈川県
  • 趣味:自然を感じる場所に行く、アート鑑賞
  • 業務提携事務所:アクセシビューティー

SOCIAL WORKEEERZ代表。軟骨無形成症を抱えるプロダンサー、俳優。さまざまなイベントやメディアなどを通じて、障がい者があらゆる場面で社会参加することを楽しめるバリアフリーの実現を目指して活動。日本の軟骨無形成症患者として初めて保健体育の教員免許を取得。2024年大河ドラマ「光る君へ」に須麻流(すまる)役として出演。

軟骨無形成症」という難病の持ち主で、骨の成長にかかわる軟骨の異常により低身長や四肢、指が短いことが特徴で「低身長症」とも呼ばれています。

ダンサーとしてのDAIKI

今回が俳優として初挑戦のようで、短い手足など自分の体を「ブランド」と表現するDAIKIさん。

子供の頃から体を動かすことが好きだったDAIKIさんですが、ドクターストップや周りの人からの言動で挑戦することができずに悩み苦しんでいた時に中学2年生の時にダンスと出会い、高校の文化祭で初めて人前で披露し、自分に向けられる視線がネガティブなものからポジティブなものに変わったのを感じたそうです。

「出来ない」、「やってはいけない」ではなく「向き合い方」をどのようにダンスで表現するかを研究しながら、現在はプロダンサーとして活躍しています。

2021年には「誰もがダンスを楽しめる場所をつくりたい」という思いで「ダンスを福祉でデザインする」をコンセプトにとするダンスチーム・SOCIAL WORKEEERZの2代目代表に就任しました。

大河ドラマに抜擢された背景

大河ドラマにいわゆる障害者が出演されるのは今回が初めてのことだと言います。

おそらくその裏側には色々な背景があったのではないでしょうか。

『光る君へ』の制作統括の内田ゆきさんはDAIKIさんの起用理由を下記のように語っています。

ダンスのキャリアからか「自分を表現したい」との思いが強く、スキルもある

神秘的な力を持っていたとされる陰陽師、安倍晴明を演じるユースケ・サンタマリアさんとのコンビも「しっくりくる」と予想できた

ヤフーニュースより

軟骨無形成症の、様々な課題の解決に向けて日本国内で活動するNPO・GLOTY TO ACHONDROPLASIAのホームページでは、DAIKIさんが障害者として初めて大河ドラマに出演することに関して、下記のように記載されています。

 軟骨無形成症のコミュニティに関わらず、多くの大衆の皆様がDAIKIのご活躍を御覧になり、「障がい」と「個性」の認識のギャップが埋まれば幸いです。

GLOTY TO ACHONDROPLASIAより

障害者・セクシャル・マイノリティなど生きづらさを感じるすべてのマイノリティーをテーマにしたNHKの番組「バリバラ」にDAIKIさんが出演されていたという経歴があります。

NHK側もこれからは「障害」も「個性」として捉え、DAIKIさんのような人たちが当たり前に活躍する場を増やしていきたいのではないでしょうか。

まとめ

今回はNHK大河ドラマ『光る君へ』に登場する安倍晴明の背の低い従者・須麻流を演じられるDAIKIさんについて深掘りしていきました。

低身長症のプロダンサーとして活躍しているDAIKIさんが俳優としてまた新しいことにチャレンジする姿にこれからも注目していきたいですね。