『ブギウギ』山下じい退場?山下達夫のモデルである山内義富は笠置シヅ子に解雇された!?

山下のサムネイル 朝ドラ
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『ブギウギ』第22週「あ~しんど♪」(第102~106話)の予告が23日、放送されました。

福来スズ子のマネージャーである山下達夫の“退場”を予感させる内容に視聴者から大きな反響が寄せられたようです。

「買い物ブギ。冗談みたいな詞いや」とスズ子が歌のレッスンをする場面から始まり、さらに作曲家の羽鳥善一(草なぎ剛)が「こんなん歌えんのは福来くん、キミしかおらへん」と楽しそうに歌の練習をする場面が続く。しかし「喜劇王・タナケン」こと棚橋健二(生瀬勝久)の「僕の代わりなんていくらでもいる…」と不穏なナレーションから内容が一変。そして、山下の甥で、スズ子の新人マネージャー候補となる柴本タケシ(三浦獠太)が初登場し、どこか寂しそうな山下の横顔に「スズさんというのは不思議な力がある人です。一緒におったら何でか元気になる」という山下の言葉が重なる構成になっている。

ブギウギ第22週予告より

それでは山下達夫のモデルとなった人物で、笠置シヅ子のマネージャーの山内義富は史実上どうだったか、彼の簡単な歴史と一緒に見ていきましょう

2月27日現在の103話までの時点でのネタバレ等はありませんが、ドラマの役のモデルの歴史などに触れさせていただきます。

山下達夫のモデルになった山内義富

超敏腕マネージャーであった山下達夫のモデルである山内義富も、シヅ子の同時期に活躍していた歌手の淡谷のり子にも評価されているくらいの非常に優秀な人だったようです。

山内義富は元々はコロンビアレコードのプロデューサーで、戦前は笠置シヅ子のプロデューサーとして活躍してます。

戦後は笠置シヅ子のマネージャーとしてその手腕を発揮していきました。

笠置シヅ子と婚約していた吉本穎右(よしもとえいすけ)が結核に感染して亡くなってしまうときも渾身的に看病をしてくれます。

その後、山内義富の支えもあり、笠置シヅ子は芸能界に復帰し「東京ブキウギ」など、数々のヒット曲をとばし「ブギの女王」として活躍します。

山内義富との別れ

戦前、戦後と苦楽を共にしてきたそんな山内義富に笠置シヅ子は絶大な信頼をよせていました。

それがある日、笠置さんの貯蓄350万円を山内さんが横領していたことが発覚。

現在の価値にするとその額は約1億円ほどにもなります。

山内義富は仕事熱心で温厚、酒も飲まなかったと言いますが、いつのころからか当時日本で流行し問題になっていたヒロポンという合成麻薬に手を出してしまったようです。

当時の芸能界では暴力団との付き合いもあり麻薬やギャンブルが蔓延していたようです。

そんな山内義富も麻薬に手を出してしまい、そのお金のためにギャンブルを始めたり、ついには笠置シヅ子のお金にも手を出してしまったようです。

ギャンブルのイラスト

そして笠置シヅ子は山内義富を解雇することになったようです。

一番身近で長いこと支えてくれた人の裏切りを考えるとやるせないですね。

補足:ドラマの山下達夫は?

笠置シヅ子はマネージャーという身近な人に裏切られてしまいますが、ドラマの山下達夫はどうなんでしょう。

視聴者側はそうあってほしくないですが、103話では村山トミがなくなるという報告が山下からはいったりと22週目は先週と違い少し重い雰囲気もあります。

予告では山下が悪いことをしてスズ子から解雇されるような雰囲気はありませんでしたが…。

ドラマではどのような感じになるのか今後の展開にも目が離せませんね。

まとめ

ドラマ『ブギウギ』において福来スズ子のマネージャーを務めることとなる山下達夫のモデルである山内義富についてご紹介させて頂きました。

山内義富はコロムビアレコード制作部に勤務されており、笠置シヅ子のレコードのプロデュースからマネージメントを務めることに。

公私にわたり笠置シヅ子を支えてきた山内義富ですが、麻薬に手を出し、ギャンブルにのめり込んでしまうことにより、最終的に笠置シヅ子のお金にも手を出してしまい、解雇されてしまいます。

ドラマの山内義富役の山下達夫の今後に注目ですが、こちらはドラマという脚色で問題なくいってほしいものですね。