皆さんはケニアといえばどんなイメージを持たれていますか?
豊かな自然?野生動物?アフリカの草原サバンナ?
このようなイメージが多いかと思いますが、そんなケニアでは2019年ある改革が起きています。
なんとキャッシュレス普及指数が欧米、アジアの経済大国を抜き1位になりました。
なぜこんなにもケニアでキャッシュレスが普及したのでしょうか。
今日はケニアで普及したキャッシュレスについて深掘りしていきたいと思います。
ケニアのキャッシュレス普及率が世界一に(2019年)
日本キャッシュレス協会が世界銀行や各国の金融機関が公表したデータをもとに、キャッシュレス度を0から100で算出しました。
その結果、何と欧米やアジアの先進国を抜きケニアが一位という結果に。
日本はコロナ前ということもありますが、27位に位置しています。
なぜケニアでキャッシュレスが進んだの?
それではなぜケニアでこんなにもキャッシュレスが進んだのでしょうか。
銀行口座の普及率の低さ
ケニアでは多くの貧困層が銀行口座を持つことができず、銀行口座の普及率は低いようです。
またケニアはアメリカの中では治安は良い方ですが、まだ治安が良くない場所もあり、現金の持ち歩きが危険なため、キャッシュレス決済の方が利用されるようになったようです。
モバイルの電子決済の普及
電気や水などの生活に必要なインフラが整っていない一方、通信産業が著しく発展して、スマートフォンなどの携帯の普及率は100%を超えていて、インターネットの普及率もかなり高いです。
その中でもケニアの通信の大手会社が提供しているエムペサというモバイル決済サービスが普及していて人口比の約6割以上に達しました。
エムペサを利用することにより銀行口座を持たなくても、送金などができたり、買い物はもちろん、公共料金の支払いや給料の受け取りも行うことができるようになりました。
まとめ
今回はなぜアフリカの発展途上国であるケニアがなぜキャッシュレスが普及したのかについて深掘りしていきました。
理由は
- 貧困層が多く銀行口座の普及率が低いこと
- 治安が悪く現金の持ち歩きが危険
- スマートフォンの普及により可能になったモバイル決済サービス
などといった理由が重なりケニアではキャッシュレスが普及したようです。