『光る君へ』第12話でまひろの父為時が看病する女性なつめの娘のさわが新たに登場します。
公式サイトにはまひろの友人として紹介してあります。
まひろのモデルの紫式部は史実では人付き合いが得意ではなくあまり友人がいなかったとされているのでまひろの友人であるさわはドラマとしてはかなり重要な人物になりそうですね。
まひろの友人 さわ
まひろ(紫式部)の友人。父の藤原為時が世話をする女性の、以前の結婚で生まれた娘。愛情に飢えた、一風変わった娘で、まひろを慕い親しくなる。やがて父親の九州赴任についていくことになる。
公式サイトより
公式サイトのさわの写真の笑顔からはかなり好印象のイメージですね。
今回はそんなさわには史実上のモデルになった人物がいるのか検証していきたいと思います。
さわのモデルになったであろう人物
紫式部の生涯にわたって読んだとされる和歌集、紫式部集というもの中に「筑紫へ行く人のむすめ」の筑紫の君が登場します。
ドラマでは描かれていませんが、まひろのモデルである紫式部には姉がいたのですが、紫式部が幼い頃に亡くなってしまいます。
幼い頃に母を亡くした、紫式部にとって姉の死は大きな影響を与えたでしょう。
そして同じ時期に、筑紫の君も妹を亡くしてしまいます。
二人は互いに本当の姉妹のように思いあい、紫式部は筑紫の君を「姉君」と呼び、筑紫の君は紫式部を「中の君」と呼んでいたといいます。
やがて、筑紫の君は、父の任官に伴い筑紫(九州)の肥前国(佐賀・長崎県)に行くことになります。
二人は離れ離れになっても文通をしながら、交流を深めます。
出会いや背景はドラマとは少し違いますが、公式サイトのさわの紹介で父の九州赴任についていくなどという点から、さわは筑紫の君がモデルになってるのではないでしょうか。
さわを演じる野村麻純さん
『光る君へ』でまひろの友人さわは野村麻純さんが演じています。
野村麻純(のむらますみ)
生年月日:1990年10月10日
出身:地鹿児島県
趣味:特技読書/芸術鑑賞
事務所:フラーム
テレビ朝日「11人もいる!」に出演し、ソアラ役で話題に。テレビ東京「25歳イマドキ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記」で初主演。2021年映画「空白」で評価を受ける。2022年はCX「競争の番人」・「PICU 小児集中治療室」と、2クール連続月9ドラマに出演。
月9にも出ていたり、2016年NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』で朝ドラにも出演されていたり、今回は大河ドラマにも出演が決まり、女優として大活躍されていますね。
なんと俳優の沢村一樹さんと野村さんは親戚でもあることが明かされています。
まとめ
今回は『光る君へ』の新登場人物の野村麻純さん演じるまひろの友人のさわについて深掘りしてみました。
史実には紫式部の友人の筑紫の君という女性がいて、ドラマと史実では少し背景が違うが、まひろの数少ない友人で、父の赴任で九州に行くという点から、筑紫の君がモデルになってるのではないでしょうか。